【読書記録】「無」=最高の状態 

Amazon primeで、読める本の中に興味深い本があったので読んでみました。

鈴木祐氏の「無」=最高の状態

 

「反応しない練習」を少し前に先に読んでいたので、自分の悩みがどこからきているのか?

外部に対して反応するからだということを知りました。

 

すべての「苦しみ」は、自分が「反応する」ことから始まっています。それを理解することが、悩みを解決する第一歩。

 

またそれを良し悪しでジャッジしないことも学んだのですが、こちらの本はもっと深い方法論までしっかり網羅されていました。

 

ポジティブになろうとか頭では分かっているけど、それができないときがあるのはなぜだろうと思ったりすることがあります。

それは、人間はポジティブよりもネガティブに捉えることをデフォルトとしているから。

それに対する対応を打ち出してくれるのがこの本でした。

 

反芻思考になってしまうことがよくあります。

あっいけないと思ったところで、そればかり考えてしまい逆効果。

 

瞑想にしても、自分の思っていることを俯瞰してみること。

そして、言語化してみること。客観的にみるということ。

自分の思考や感情に振り回されるには理由がある。

振り回されないためのトレーニングや方法、ヒントが散りばめられています。

 

そういや、数年前に「感情言葉辞典」を買ったなとふと思い出しました。

本棚から手に取ってみました。

自分の感情を細かく言葉で表すことで、自分の心の思いをうまく吐き出してあげること。

これはたしかストレス軽減法にもあったような。

自分の感情にぴったり当てはまる表現ができたときには、やっぱりすっきりするし、自分の中のモヤモヤが消えていく実感があります。

これは、感情を手放せているなという手応えは確かにあるので、そういうことかと。

 

痛みは抵抗するから増すし、

抵抗するから一の矢を受けた後に、さらに二の矢がささるのでこれぞまさに悪循環。

積極的に「降伏」することが大事と書かれていましたが、ありのままを受け入れるということですね。

というとやっぱり瞑想か?

どうやらそれも反対になるケースもあるらしい・・・

 

瞑想は初心者がいきなり長時間の瞑想を取り入れることによって副作用が出てしまうのだと。

例えば自己の感覚が薄れたせいで、感情に過度に敏感になり、鬱やパニックなどを引き起こす率が高まったというような逆効果となってしまうケースもあるということです。

まずは、作務という日常生活の目の前のものに意識を向けることからはじめるのがいいと。

私の場合

読書やブログや絵を書く、ダンスを踊る・・・

こんな時に「今」に集中しているなと感じます。

 

でも日常生活での料理、食器洗い、掃除などは意外と集中しようと思えばできるチャンスだということに気付いたので、意識してみよう。

 

あと、これは最近私が意識的にしていることですけど、

「すべてはうまくいっている。」「予定調和である」というのを何があっても意識的に思うようにしているのです。

これも一つの私なりの技法かも。何があっても動じない精神を作れていると思うのです。

 

大量の技法が網羅されていますが、「自己・思考・感情」は、どこからともなく現れてくるが、放置すればやがて消えていくということ。

 

 

感情と思考に振り回されないスキルを身につけたら幸福度は間違いなくあがるでしょう。

 

それをここでは無我と呼ぶと思いますが、無我になることで世界観が変わるでしょう。

・柔軟な考え方で物事を捕らえられ

・変化に不安や恐れを感じない

・外部(相手や環境)に振り回されない

 

ここでいう無我になることはつまり、ワンネスなのかも。